高品質な単層グラフェンの量産技術を開発する株式会社エアメンブレン、シードラウンドにて1億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.08.23
株式会社エアメンブレンは、グラフェンの量産技術において革新的な進展を遂げている企業である。最近、同社はシードラウンドで1億円の資金調達を実施したことを発表した。
この資金調達は、グローバル・ブレイン株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長 百合本安彦 / 以下、グローバル・ブレイン)が、Shinhan Venture Investment Co.,Ltd.(本社:韓国ソウル、CEO Donghyun Lee / 以下、新韓ベンチャー投資)と共同で運営する「新韓-GBフューチャーフロー投資事業有限責任組合」(以下、SHGB)、「Central Japan Seed Fund」の支援を受けて行われた。
エアメンブレンは、産業技術総合研究所のグラフェン研究成果を基に、2017年に設立された。グラフェンは炭素原子が平面的に並んだ単層の炭素同素体であり、その優れた導電性や応答性から次世代デバイスへの応用が期待されている。
しかし、高品質な単層グラフェンの製造は難易度が高く、工業用材料としての活用が進んでいないのが現状である。エアメンブレンは、この課題に取り組み、グラフェン製造の品質と生産効率を飛躍的に向上させる技術を開発している。
株式会社エアメンブレンは1億円の資金調達を実施した。この資金は、単層グラフェンの量産技術の向上や製品展開のために活用される予定である。
エアメンブレンは、国内市場にとどまらず、アメリカをはじめとする海外市場への進出を加速し、グローバルなグラフェン市場におけるリーディングカンパニーを目指す方針である。