生成AIを活用した次世代のAIキャラクターを開発するGatebox株式会社、LINEヤフーグループから独立、資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.08.27
Gatebox株式会社はLINEヤフーグループから独立したことを発表した。これに伴い、インキュベイトファンドやサントリーホールディングス、個人投資家からの資金調達を行い、生成AIを活用した次世代のAIキャラクター開発体制を強化することを目指す。
Gateboxは「Living with Characters」をビジョンに掲げ、キャラクターと共に暮らせる製品を開発するメーカーである。2014年の創業以来、同社は2016年に好きなキャラクターと一緒に暮らせるキャラクター召喚装置「Gatebox」を発表し、2017年にLINEグループ(現:LINEヤフーグループ)に参画した。2019年にはLINEのAI技術を活用したGateboxの量産モデルを販売開始した。
その後、2023年にはChatGPT(GPT3.5)のAPI公開にいち早く対応し、無限の会話体験を実現した。現在では法人向けにChatGPTと連携した最新のAIキャラクターを開発・提供している。このような背景を持ちつつ、生成AIが進化する中、Gateboxは独立を決意し、新たな体制での挑戦を開始することとなった。
今回の資金調達において、Gateboxはインキュベイトファンドやサントリーホールディングス、さらには個人投資家からの出資を受けた。具体的な調達額は非公開であるが、これにより同社はBtoCおよびBtoBの両面で社会にインパクトを与える製品開発に取り組むことができるようになる。
Gateboxは今後事業をさらに強化するべく、採用強化を行っていく。AIキャラクターの領域に関心のあるエンジニアにはぜひ応募を促したいとしている。特に、Unityエンジニアの募集を行っている。
Gatebox株式会社は、LINEヤフーグループからの独立を機に、生成AIを活用した次世代AIキャラクター開発へと注力していく。生成AI技術の発展と、同社の革新的な製品開発がどのように融合し、社会にどのような影響を与えるかが注目される。