デジタルウォレットのための決済インフラを提供するPaymob、シリーズBラウンドにて2200万ドルの資金調達を実施

Image Credits: Paymob

デジタルウォレットのための決済インフラを提供するPaymob、シリーズBラウンドにて2200万ドルの資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.09.11

Paymobは、EBRDベンチャーキャピタルによって主導シリーズBラウンドにて2200万ドルの資金調達を実施した。これにより、同社のシリーズBの調達額は合計7200万ドルに達した。

Paymobは、アメリカン大学カイロ校の学生であったイスラム・シャウキー、アラン・エル・ハッジ、モスタファ・メネッシーの3人によって2015年に設立された。このスタートアップは、デジタルウォレットのための決済インフラを提供する企業として急成長を遂げ、現在では中東および北アフリカにおいて35万人以上の商業者に対してオンラインおよびオフラインでの決済を可能にしている。

Paymobは、UAE市場においても急速に成長を遂げており、オンライン決済を導入した際の取引量は、エジプトで5年間かけて築いたビジネスの規模に匹敵するまでに成長した。この急成長の理由には、高い購買力、通貨の強さ、現金使用に対するデジタルウォレットの割合の増加が挙げられる。

エジプトがUAEと同様のデジタル決済の普及率に達するために、政府および中央銀行と連携し、電子決済のインフラを強化する取り組みを進めている。同社はこれからも中東および北アフリカ地域でのデジタル決済市場の拡大を目指し、さらなる成長を続けていくであろう。今後の展開に注目が集まる。

Paymobウェブサイト