Novatus、シリーズAラウンドにて4,000万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.09.12
Novatusは、金融機関が直面するレグテックの課題を解決するために、シリーズAラウンドにてSilversmith Capital Partnersや既存の投資家であるMavenにより4,000万ドルの資金調達を実施した。これを利用して新しい市場への拡大を目指す。今回の資金調達により、Novatusのポストマネー評価額は約1億5,000万ドルと推定されている。
Novatusのコアな目標は、複雑な状況下でのデータ管理の問題を解決することである。2007年の金融危機は、グローバルな銀行システムに内在するリスクの重要性を浮き彫りにした。この危機以降、金融機関のデータ管理には大きな変化が見られ、データは企業や個人が行動する際の法的な記録としての役割を果たすようになった。したがって、何かが間違った理由を理解するためにデータを保持することが重要である。
同社の製品であるEn:ACTは、企業が報告義務を遵守するためにデータを管理するためのSaaSプラットフォームである。このプラットフォームは、特定の用途に応じてどのように機能するかを調整するために、アドバイザーがサポートすることも特徴である。
また、同社の拠点はロンドンとシドニーにあり、今回の資金調達を利用して技術への投資を行い、北米市場への拡大を目指す計画である。
金融機関は、今後ますます複雑化する規制環境に適応し、データを効果的に管理し、データの透明性が求められる中で、Novatusはそのニーズに応える存在として、ますます重要な役割を果たすことになるであろう。今後の展開に目が離せない。