生成AIを活用したゲームツール「Sprites」を開発するCampfire、シードラウンドにて395万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.09.12
Campfireはシードラウンドにて395万ドルの資金を調達し、生成AIを活用したゲームツール「Sprites」を発表した。この資金調達はY Combinator、FundersClub、Mercuryの創業者Immad Akhund、ゲーム起業家であり投資家のJuha Paananen、Uken Gamesの創業者Chris Yeなどから得られたものである。
Campfireの開発する「Sprites」は、開発者がユーザーと会話をするAIキャラクターを構築し、オンライン冒険に同行させるためのツールを提供する。このツールにより、ゲーム、インタラクティブメディア、消費者向けアプリはより魅力的になるとされている。
同社は、当初リモートチーム向けのマルチプレイヤーゲームプラットフォームを開発していた。しかし、2023年8月に内部ハッカソンでAIコンパニオンエージェントを作成し、自社ゲームで5倍のユーザーエンゲージメントを記録した後、AI技術の提供に特化する方向に舵を切った。
最初の開発者の一人であるJos van der Westhuizen氏は、Campfireの「Sprites」プラットフォームを利用することで、ユーザーが自分自身のAIキャラクターを作成できるようになったと語った。彼は「LLMだけでは実現できないため、多くのカスタム作業が必要であったが、CampfireのSpritesを使うことで、数日で仮想ペットコンパニオンを出荷できた」と強調した。
現在、Campfireは5人のチームで運営されており、シニアエンジニアやテクニカルゲームデザイナーを採用している。彼は、「私たちはCozy Friendsをできるだけ早く収益化し、AIネイティブゲームの青写真とビジネスモデルを提供することを目指している」と述べた。ゲームは無料プレイとしてスタートし、AIの使用に制限を設ける可能性がある。また、コンテンツシーズンパスや無制限の高度なAIサブスクリプションが導入される見込みである。