非営利団体向けCRMおよび寄付者管理ツールを提供するVirtuous、1億ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.09.19
非営利団体向けCRMおよび寄付者管理ツールを提供するVirtuousが、Susquehanna Growth Equityから1億ドルを調達した。
この資金調達は、非営利団体の寄付者との関係構築をサポートすることを目指している。
この会社は、2014年に設立されて以来、急速に成長を遂げており、現在では1万人以上の非営利団体の顧客を抱えている。具体的には、ロナルド・マクドナルド・ハウスやハビタット・フォー・ヒューマニティ、アーカンソー小児病院などがその顧客の一部である。
非営利団体が寄付を増やすのを助けるCRMおよびマーケティングプラットフォームであるVirtuousを設立し、非営利団体が寄付者の興味をよりよく理解できるようにすることを目指しており、メールの開封状況やウェブサイトの訪問履歴など、データ駆動型の分析を通じて「レスポンシブファンドレイジング」を実現している。
また、Virtuousは、競合他社と比較しても寄付者との個別の接触を重視しており、これを通じて寄付の金額を増加させることを目指している。
今回の資金調達で得た資金は、Virtuousの顧客関係チームの拡大や、2025年初頭に顧客に提供予定の新しいAI機能の開発に使用される予定である。新しいAI機能には、自然言語によるクエリ機能が含まれており、ユーザーが面倒なカスタム検索やレポート作成を避けることができるようになる。
このように、Virtuousは非営利団体の寄付活動を支援するために、データ分析と個別対応を重視し、寄付者との関係を深める努力を続けている。今後もこのような取り組みが、非営利団体の資金調達活動にどのような影響を与えるのかが注目される。