オンラインによる医療相談サービスを提供するドクターメイト株式会社、シリーズCラウンドで10億円の資金調達を実施

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オンラインによる医療相談サービスを提供するドクターメイト株式会社、シリーズCラウンドで10億円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.09.24

医療と介護をつなぐドクターメイト株式会社は、シリーズCラウンドでグローバル・ブレインが運営するGB8号ファンドおよび農林中金イノベーションファンド、DBJキャピタル並びにSMBCベンチャーキャピタルの4社を引受先とした第三者割当増資と、借入を含む10億円の資金調達を実施した。また、これまでに累計で21.6億円を調達している。

この資金は、介護施設の医療課題を解決する「日中医療相談サービス」などのサービス強化に投資される予定である。

同社は、オンラインによる医療相談サービスや夜間オンコール代行サービスを介護施設スタッフ専用に提供してきた。すでに900施設以上に導入されており、今後もさらなる拡大を目指す。

日本の介護業界は、団塊の世代が後期高齢者となり、2025年には815万人の要介護認定者が見込まれている。このような状況の中、介護職員の不足が深刻な問題となっており、2040年には57万人の介護職員が不足すると予測されている。ドクターメイトは、こうした社会課題の解決に向けて、医療リソースのシェアやサービスの提供を進めていく。

医療相談サービスは、利用者や職員が抱える通院の負担を軽減するものであり、実際に皮膚科の通院数が70%減少した事例も報告されている。これにより、利用者の健康管理がより効率的に行えるようになり、介護現場における医療との連携が進展している。

このように、ドクターメイト株式会社は、持続可能な介護の仕組みを創るための重要な役割を果たし、今後の展開が注目される。今後もさらなる資金調達やサービスの拡充によって、介護業界の課題に立ち向かっていく姿勢を貫いていくことが求められるであろう。

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