エンジニア転職・採用プラットフォーム「LAPRAS」を提供するLAPRAS株式会社、約4億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.09.25
LAPRAS株式会社は、韓国のHRテック企業Wanted Lab, Inc.の日本法人であるWANTED JAPAN株式会社を引受先とした第三者割当増資に加え、金融機関(りそな銀行、日本政策金融公庫)からの融資により総額約4億円の資金調達を実施した。累計の調達額は約12億円に達している。
調達した資金は、ハイスキルなITエンジニアと企業をつなぐ転職・採用プラットフォーム「LAPRAS」におけるプロダクト開発の強化、マーケティングおよび営業体制の拡充、事業開発に活用される。これらを通じて、転職エージェントのAI化や、日本・韓国を端緒にした国境を跨る採用機会・転職機会の提供を進めていく予定である。
LAPRASは、ハイスキルなITエンジニアと企業をつなぐ転職・採用プラットフォーム「LAPRAS」を2019年より提供している。登録ユーザー数は約3.5万人に達し、採用サービスの「LAPRAS SCOUT」を利用している企業数は1000社以上である。2024年2月に開始された求人掲載のみのプラン「LAPRAS JOB BOARDプラン」は開始6ヶ月で約200社が利用し、2024年7月時点の「LAPRAS」の掲載求人件数は前年同期比で150%以上、面談数は200%以上増加した。
同社の従来の強みであるスコアリング及びAIによるコメント生成を拡張し、ユーザーの満足度・納得度の高い転職体験を創出していく。AIがユーザーの希望や経験に基づいてパーソナライズされた理由付きで求人を推薦する機能や、その人に応じた求人の要約を作成する機能を試験提供しており、従来の求人提案やレコメンド機能で感じられた不透明さや恣意性を解消し、より納得感のある転職体験を提供することを目指している。
また、従来法人向けに提供していた採用サービス「LAPRAS SCOUT」の名称を「LAPRAS」に統一し、企業のニーズに合わせた多様なプランを展開する。採用活動の一部をアウトソースできる運用代行(BPaaS型)プランは「LAPRAS」を利用する多くの企業で導入が進んでおり、企業の採用支援を強化することを目指している。新サービス名は2024年10月から順次適用される予定である。