労務相談プラットフォーム『HRbase PRO』を提供する株式会社Flucle、プレシリーズAラウンドにて約2.3億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.09.26
労務相談プラットフォーム『HRbase PRO』を提供する株式会社FlucleのプレシリーズAラウンドにおいて、シードラウンドに続き株式会社ジェネシア・ベンチャーズをリード投資家として約2.3億円の資金調達を行った。この資金調達により、Flucleはエンジニア及び労務人材の採用を進め、開発体制を強化することが可能となる。
同社は「働くをカラフル」をスローガンに掲げ、労務管理の課題をテクノロジーで解決するプロダクトを提供する企業である。2021年にリリースした社会保険労務士のためのクラウドツール『HRbase PRO』は、労務相談の品質向上および効率化を目的として開発されたもので、システム内で労務相談や情報提供を完結することが可能である。特に、2024年4月に新たに搭載した労務相談AIは、根拠情報が明確で関連資料が表示されるなどの優位性が市場に評価され、6か月間で利用顧客が1.5倍となった。
Flucleは労務×テクノロジーのリーディングカンパニーとして、AIを活用した開発に早くから着手している。専門家レベルの回答を生成するために、労務人材の特殊チームを結成し、「人でしか解決できない労務相談のコアをどうDXするか」に向き合っている。この資金調達により、提供スピードと精度向上の加速を目指す。
同社は、労務管理領域においてAI×社労士のプラットフォームを構築し、日本の労務にかかるコストを1/2にすることを目指している。専門家の知見をデータベース化し、より精度の高いAIがエージェントのように実務を遂行できる機能の開発を予定している。直近では会話式(音声入力)などの機能の開発を進め、労務管理に携わるすべての人がスムーズで最適な労務管理を行えるサービス提供を進める。