株式会社ピーステックラボ、阪急阪神ホールディングスのコーポレートファンドから資金調達
uniqorns編集チーム 2023.08.03
渋谷を拠点にモノの貸し借りアプリ『Alice.style(以下、アリススタイル)』を運営する株式会社ピーステックラボは、阪急阪神ホールディングスのコーポレートファンド「阪急阪神イノベーションパートナーズ投資事業有限責任組合」より資金調達を行ったと発表した。調達総額は公開されていない。これにより、ピーステックラボの事業展開に新たな推進力が与えられる。
ピーステックラボは、村本理恵子代表取締役社長により運営され、モノの貸し借りアプリ『アリススタイル』の開発・運営を手がけている。独自のシェアリングプラットフォームを利用し、シェアリングエコノミー市場の成長を背景に事業を展開している。さらに、2023年6月1日には、阪急大阪梅田駅に常設店舗「Alice land(アリスランド)」をオープン。人気家電・美容家電などのレンタル商品を直接見て、触って、借りることができる空間を提供している。
『アリススタイル』は、個人間・企業と個人間でのモノの貸し借りを実現するシェアリングプラットフォームで、「ちょっと貸してを、もっとみんなで。」をコンセプトに展開。さらに、2022年3月からは最新家電や美容家電など800種類以上の商品が、月額2,980円(税込)で自由に利用できる定額制シェアリングサービス『Alice.style PRIME(アリスプライム)』を開始している。
一方で、阪急阪神ホールディングスは、「阪急阪神DXプロジェクト」の一環として、グループ共通ID「HH cross ID」で横断的に顧客データを統合し、データの蓄積・分析を行うことで、One to Oneマーケティングや各事業間の相互送客を実現。これにより、ロイヤルカスタマーの拡大に向けた取り組みを進めている。
資金調達により、ピーステックラボは、『アリススタイル』のさらなるサービス向上と市場拡大を目指すとともに、新たなビジネスチャンスの創出に取り組むことが期待される。