トレーディングカードに関わるウェブサービス「Clove」を中心としたエンタメ領域のサービスを展開する株式会社トラストハブ、17億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.09.30
株式会社トラストハブは、総額17億円の資金調達を実施した。今回の資金調達は、みずほ銀行、三井住友銀行、きらぼし銀行、日本政策金融公庫との相対取引による融資およびコミットメントライン契約の新規締結によるものである。この融資の実施により、トラストハブは株式の希薄化を伴わない形で、事業資金を確保したことになる。
トラストハブは、「人類史上最強のエンターテイメント企業を創る」というビジョンのもと、トレーディングカードに関わるウェブサービス「Clove」を中心に様々なエンタメ領域のサービスを展開している。2020年3月から提供を開始した「Clove」は、2024年9月時点で40万人を超えるユーザーに利用されており、年間成長率は525%という驚異的な実績を記録している。このような成長は、トラストハブの事業が市場において高い需要を持っていることを示している。
資金調達の背景には、トラストハブの良好な財務基盤と信用力の評価がある。事業から創出されるキャッシュフローの拡大や、資本の蓄積により、株式の希薄化を伴うことなく資金調達を実現した。これにより、さらなる事業拡大が可能となり、海外展開や新たなサービスの追加に向けた資金を確保できたことは、今後の成長にとって大きなプラス要因である。
同社は、トレーディングカード市場だけでなく、パーソナルジム事業にも進出しており、2024年9月現在で全国に10店舗を展開している。パーソナルジム事業は成長市場であり、トレーディングカード事業で培ったノウハウを活かして、確実な成長を続けている。また、直近1年半で2社のM&Aを実施し、経営の連携やサービスのシナジーを生み出していることも、トラストハブの成長戦略の一環である。
今後もトラストハブは、調達した資金を活用し、ホビー商材の取扱品の拡充や、プレイカードECの成長、海外展開の加速を目指していく。特に海外からのニーズが高く、海外からの売上が全体の30%を占めていることから、国際的な市場でもさらなる展開が期待される。