AIを活用したロボティクスと可視化ソリューションを提供するDexory、シリーズBラウンドにて8,000万ドルの資金調達を実施

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AIを活用したロボティクスと可視化ソリューションを提供するDexory、シリーズBラウンドにて8,000万ドルの資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2024.10.02

AIを活用したロボティクスと可視化ソリューションのグローバルリーダー企業であるDexory(所在地:英国ロンドン、CEO:Andrei Danescu)は、シリーズBラウンドでの資金調達を完了したことを発表した。この資金調達ラウンドでは、8,000万ドルを調達した。投資管理会社であるDTCPが主導したこのラウンドには、Latitude Ventures、Wave-X、Bootstrap Europeとともに、既存投資家であるAtomico、Lakestar、Capnamic、物流業界のエンジェル投資家が参加した。この投資の一環として、DTCPのMichael Rager氏がDexoryの取締役会に加わった。

このラウンドにより、人工知能(AI)を活用した機能をDexoryViewプラットフォーム全体に拡張するほか、グローバルチームを拡大し、顧客環境へのGXO、Maersk、DB Schenkerなどの自律走行型ロボットの展開を加速させる計画である。Dexoryは、すでに7つの州で顧客を持ち、米国市場での拡大に引き続き重点を置く。
また、シリーズBラウンドで調達した資金は、英国本社での開発および生産施設の強化へ投資する予定である。

同社が提供するDexoryViewは、自律走行型モバイルロボットとAIによって、あらゆる規模の倉庫全体を包括的にリアルタイムで可視化するものである。長距離センサーおよび画像データから生成される独自のデータセット、連続スキャン、最新のAI技術を活用し、新たなレベルの最適化とシームレスな効率性を実現している。

同社のプラットフォームはすでにGXO、Unipart、Yusen Logisticsといった流通業や、GE Appliances、デンソーなどの製造業の企業に大きな影響を与えており、DexoryViewは倉庫オペレーションを360度可視化することで、在庫管理と運用上の意思決定を強化する。倉庫を高速スキャンし、倉庫空間のデジタルツインを作成する機能によって、パフォーマンスを最適化し、将来のシナリオをシミュレーションすることが可能としている。

このように、Dexoryは資金調達を通じてさらなる成長を目指し、倉庫業務の最適化を図る技術革新を推進している。今後の展開に期待が寄せられる。

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