XR・ブレインテック事業を担う株式会社ハコスコ、大日本印刷によりグループ化——株式の51%を取得

Image Credits: 株式会社ハコスコ

XR・ブレインテック事業を担う株式会社ハコスコ、大日本印刷によりグループ化——株式の51%を取得

uniqorns編集チーム 2023.07.31

東京を拠点とする大日本印刷は31日、Extended Reality(XR)のスタートアップ、株式会社ハコスコの株式の51%を取得し、グループ会社化を果たしたと明らかにした。この動きは、大日本印刷の「XRコミュニケーション事業」の強化とハコスコのアジャイルな事業開発力を活用する狙いがある。

ハコスコは、静岡を拠点に、メタバースの構築や運用、そして脳科学とテクノロジーを融合したブレインテック事業を展開する実験的な企業である。大日本印刷は、2023年5月の新中期経営計画において、XR関連の新規事業領域に注力する方針を明示しており、このための戦略的な取得と言える。

ハコスコが提供する「メタストア」は、メタバースを活用した商取引空間の簡単な構築・運営を実現するサービスである。また、ハコスコは空間コンピューティング技術の開発や、先端技術領域のコミュニティ形成にも取り組んでいる。

大日本印刷とハコスコは、XRコミュニケーション事業の拡大を目指して、それぞれの強みやノウハウを共有し、メタバースの構築支援を推進する計画である。今回のグループ化を機に、より強固な事業基盤を構築し、未来の常識を築くイノベーションの実現を目指していく。