株式会社クオンクロップ、食農分野に特化した「Myエコものさし」の開発・展開を加速するため、5,000万円を資金調達

東京都千代田区を拠点とする株式会社クオンクロップ（代表取締役社長：北垣卓）は12日、最新のラウンドで5,000万円の資金調達を完了したと発表した。このラウンドにはICJ2号ファンドを引受先とし、第三者割当増資を実施。これは同社が提供する「Myエコものさし」の拡大と、新たな機能の開発を推進するためのものである。

クオンクロップは、食農分野における環境負荷の可視化と減少を目指す新たな取り組みを進めている。その中心となるのが「Myエコものさし」で、GHG（温室効果ガス）だけでなく、生物多様性などの持続可能性指標も商品単位で計測することが可能である。

食品や農産物の生産・消費に関わるバリューチェーンは複雑で、全体の把握が難しい。しかし、北垣卓氏はこの課題を解決するために「Myエコものさし」を開発。これにより生産者、加工者、流通者、そして最終的な消費者への情報提供が容易となり、より持続可能な消費行動の推進が期待される。

今回の資金調達を受けて、クオンクロップはプロダクトの機能開発を加速させるとともに、顧客導入のサポートや専門人材の採用も強化する予定である。特に、環境問題に対する意識の高まりを背景に、持続可能な食農分野への取り組みが一層求められており、同社の動向が注目される。