在庫管理・工程改善DX「SmartMat Cloud」を運営する株式会社エスマット、シリーズCラウンドにて総額2.5億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.10.09
在庫管理・工程改善DX「SmartMat Cloud」を運営する株式会社エスマットは、シリーズCラウンドにて総額2.5億円の資金調達を実施した。今回のラウンドは、リード投資家であるキヤノンマーケティングジャパン株式会社が主導し、鈴与商事株式会社、信金キャピタル株式会社(しんきんの翼第2号ファンド)、浜松いわた信用金庫(やらまいか2号ファンド)が参加した。さらに、キヤノンマーケティングジャパン株式会社との資本業務提携を結び、事業を一層加速させていくことを目指している。また、今回の調達で、累計調達額は31億円に達した。
同社は、現場のあらゆるモノの実在庫をIoTで見える化し、在庫管理を簡単に自動化・工程改善を進めるDXソリューション(SaaS)である。従来、多大な人手を掛けていた棚卸や、人手では不可能だったリアルタイムでの実在庫把握を可能にし、高度な員数管理を実現する。また、発注まで完全自動化することで、省人化・高度化を実現する。2018年冬の事業開始以降、製造業やサービス業に加え、医療機関など、幅広いお客様に採用されており、既に1,000社を超えるお客様に活用されている。
「日々のモノの流れを超スマートに」することを目指し、IoT重量計を使った在庫管理自動化・DXソリューションを開発している。製造業や医療機関向けには、あらゆる在庫の管理・棚卸や発注を自動化するSaaS「SmartMat Cloud」を展開している。
今回の資金調達により、プロダクト開発、採用、広告宣伝費を強化する予定である。製造業を中心に事業継続を脅かしつつある人材不足や変化への対応といった課題を解決し、事業拡大を図るとともに、さらなる成長を目指す。具体的には、製造現場のプロセス改善を実現するための機能の開発を進めており、在庫管理のみならず生産ラインの様々な課題も解決し、現場にも経営にも変革を起こすDXソリューションとしてプロダクトを発展させる計画である。