Image Credits: A-wave株式会社
心不全患者の再入院抑制を目指した在宅モニタリングシステムを開発するA-wave株式会社、2億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.10.15
心不全患者の再入院抑制を目指した在宅モニタリングシステムを開発するA-wave株式会社は、2億円の資金調達を実施した。本調達はMedVenture Partners株式会社、大阪大学ベンチャーキャピタル株式会社、三菱UFJキャピタル株式会社、かんぽNEXTパートナーズ株式会社が管理・運営する投資事業有限責任組合から支援を受けた。
心不全は、近年増加の一途をたどっており、いわゆる「心不全パンデミック」と呼ばれるほどの状況にある。心不全患者が再入院することを抑制し、医療経済的にも解決すべき重要な課題となっている。しかしながら、現状においては有効な解決策が未だ見出されていないのが実情である。
このような背景から、同社は、医師の高度な診断技術に基づく在宅モニタリングシステムの開発を進めており、今回の資金調達によりその開発が加速されることが期待される。
資金調達の成果として、診断技術と遠隔診療システムの開発が強化されるとともに、さらなる臨床試験が進められる見込みである。これにより、早期の市場投入が実現されることが期待されている。今後も協力先の関連学会や医療機関との連携を着実に進め、「心不全患者に寄り添えるデジタル医療技術」の提供体制を整えていく方針である。
