船の自動運転技術を開発する株式会社エイトノット、プレシリーズAラウンドにて5.7億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.10.15
船の自動運転技術を開発する株式会社エイトノットは、第三者割当増資および金融機関からの融資により、プレシリーズAラウンドを完了し、総額5.7億円の資金調達を実施した。
引受先は、本ラウンドのリード投資家としてSpiral Innovation Partners株式会社が運営するゆうちょ Spiral Regional Innovation 1号投資事業有限責任組合をはじめ、同じく新規投資家として伊藤忠テクノロジーベンチャーズ株式会社が運営するテクノロジーベンチャーズ6号投資事業有限責任組合、QBキャピタル合同会社・株式会社NCBベンチャーキャピタルが運営するQB第二号投資事業有限責任組合、株式会社オリエンタルランド・イノベーションズ、旭洋造船株式会社、イワキテック株式会社である。
また、シードラウンドからのリード投資家であるDRONE FUND株式会社が運営するDRONE FUND3号投資事業有限責任組合からも追加出資を受けている。この調達により、株式会社エイトノットの累計調達額は7.6億円(融資含む)となった。
今回の資金調達は、小型船舶向け自律航行プラットフォーム「エイトノット AI CAPTAIN」の機能強化に向けた開発チームの増強、および事業拡大に伴う事業開発チームの強化を目的としている。
既存の小型船舶への実装(レトロフィット事業)を強化し、国内外の多様な市場に対応するために製品機能強化を進めるとともに、販売体制の拡充を図る。また、レトロフィット事業で培ったノウハウを基に、自律航行技術を国内外の舶用エンジンメーカーや造船所・ボートビルダーなどへソフトウェア提供(ソリューション事業)を行い、より効率的に自律航行技術の社会実装を進めるための体制強化を図る。
株式会社エイトノットは、今後も自律航行技術の進化に貢献するため、引き続き技術開発と事業拡大に取り組んでいく。