物流業界のDXに取り組む株式会社route-D、シードラウンドにて6,000万円の資金調達を実施

物流業界のDXに取り組む株式会社route-Dは、シードラウンドでDCM Ventures等から6,000万円の資金調達を実施した。
この資金は、今後のプロダクト開発に活用され、特にトラック積載効率の向上や多重下請構造の解決に取り組む方針である。

物流業界は、トラック積載効率の低下や多重下請構造といった深刻な課題を抱えている。これにより、輸配送の収益性が低下し、結果として低賃金かつ長時間労働な労働環境が生まれている。さらには、ドライバー不足という問題も発生している。

同社は、現場で働く人々に寄り添ったDXと人工知能（AI）の活用が、これらの問題解決の糸口となると信じている。電話や紙を用いた業務をソフトウェアに置き換えることで、業務生産性を大きく向上させることができる。また、収集されたデータを活用し、車両や荷物の状況を正確に可視化・分析することで、積載効率や長時間労働の問題を改善することも可能である。既に、同社のプロダクトは30以上の営業所に導入され、改善実績が出始めている。

調達した資金を活用し、同社はさらなる改善を実現するために複数のプロダクトを開発する予定である。物流業界の未来を変えるべく、全力で取り組んでいく所存である。

株式会社route-Dウェブサイト