クラウド型フットチェックアプリ「Steplife」を提供する株式会社セカンドハート、シードラウンドにて資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.10.23
クラウド型フットチェックアプリ「Steplife」を提供する株式会社セカンドハートは、シードラウンドにおいて「おおさか社会課題解決2号ファンド」およびエンジェル投資家からの資金調達を実施した。この資金調達は、同社が取り組む糖尿病合併症重症化予防に関するソリューションの開発および販売を加速させるため活用される。
セカンドハートは、20年の臨床経験を持つ臨床工学技士を筆頭に、糖尿病専門医や糖尿病療養指導士など、専門性の高いメンバーで構成されたチームで構成されている。糖尿病は国内に約1,100万人いると推定され、その合併症の一つである足病変は、最悪の場合、切断に至るケースもある。
しかし、日々のフットケアを適切に行うことで、重症化のリスクを大幅に減らすことができる。セカンドハートは、患者が日々の生活の中で簡単に足のチェックを行い、異常に気づき、医療機関とスムーズに連携できるようにするために、クラウド型フットチェックアプリ「Steplife」を開発している。
このアプリを使用することで、患者は自宅で手軽に足のチェックを行い、その結果を医療機関と共有できる。これにより、より早い段階で足の異常やトラブルを発見し、治療開始に繋がることで、重症化の予防に貢献する。また、Steplifeは院内でのフットチェックにも対応しており、検査結果の記録や管理を効率化することができる。これにより、医療従事者の負担軽減にも繋がり、より多くの時間を患者とのコミュニケーションや治療に充てることが可能となる。
同社は、Steplifeの国内外での事業を拡大するとともに、医療機関や大学、関連企業とのパートナーシップを強化し、デジタルヘルスケア分野で新たな価値提供を目指している。さらに、糖尿病患者教育用VRコンテンツ「Steplife VR」が、世界糖尿病デーである11月14日に正式発売予定である。このような取り組みにより、糖尿病合併症重症化予防に関連する様々な製品ラインアップを強化し、糖尿病患者の生活の質向上に貢献していく。