不妊治療専門クリニック「トーチクリニック」のプロデュースを行う株式会社ARCH、シリーズAラウンドにて総額9億円の資金調達を実施

株式会社ARCHは、シリーズAラウンドにおいてリード投資家に独立系ベンチャーキャピタルANRI株式会社が名を連ね、既存投資家のXTech Ventures株式会社、新規投資家のブーストキャピタル株式会社・第一生命保険株式会社および西武しんきんキャピタル株式会社を引受先とした第三者割当増資に加え、株式会社りそな銀行・株式会社みずほ銀行・株式会社日本政策金融公庫などの金融機関からの融資により、総額9億円の資金調達を実施した。これにより同社の累計資金調達額は11.3億円に達する。

少子化が進む日本において、2024年の年間出生数が70万人を割るとの予測が立っている。現在、不妊治療や検査を受けたことがあるカップルは4.4組に1組と言われており、その割合は年々増加している。しかし、不妊治療には「経済的ペイン」、「社会的ペイン」、「心身的ペイン」の3つの課題が存在する。保険適用により経済的な負担は徐々に軽減されつつあるが、通院に伴う時間の制約や精神的な負担は依然として大きな問題である。
このような状況の中で、株式会社ARCHは医療とデジタルを融合させ、不妊治療の医療DX化を推進することを目指している。

ARCHは、「仕事などの個人のやりたいことと家族計画の両立ができる社会」を目指し、以下のような事業を展開している。
1. 婦人科・不妊治療施設の開業および運営の支援
2. 患者の受診効率を向上させるアプリの開発と提供
3. 婦人科・不妊治療に特化した医療機関向けカルテシステムの開発と提供
4. 企業向けの妊よう性や家族計画に関するセミナーや講演活動
5. 女性の一生に寄り添うかかりつけ医となるソリューションの開発と提供

今回調達した資金は、医療機関のDX化や運営サポートに活用され、さらに妊よう性の理解促進や啓蒙活動にも利用される予定である。
さらなる事業拡大に向けて各ポジションの採用を強化している。

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