次世代太陽電池の開発に取り組む株式会社PXP、シリーズAラウンドにて総額15億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.12.04
株式会社PXPは、ソフトバンクをリードインベスターとして、ソフトバンク株式会社(本社:東京都港区、代表取締役 社長執行役員 兼 CEO:宮川潤一、以下「ソフトバンク」)をリードインベスターとして、株式会社SOLABLE、興和オプトロニクス株式会社、豊田通商株式会社、合同会社J&TC Frontier(JFEエンジニアリング株式会社と東京センチュリー株式会社による共同投資ビークル)、株式会社自動車ファンド、三菱HCキャピタル株式会社、横浜キャピタル株式会社、TARO Venturesが参加するシリーズAラウンドにおいて総額15億円の資金調達を実施した。
PXPが開発を進める次世代太陽電池は、ペロブスカイト太陽電池とカルコパイライト太陽電池を組み合わせたタンデム構造であり、従来の太陽電池と比較して1.5倍以上のエネルギー変換効率を実現することができる。この技術は、軽量で曲がるフレキシブルな形状を持ち、衝撃や振動に強い耐久性を備えている。また、太陽電池の設置場所に制約が少なく、コストを抑えながら様々な用途に対応することが可能である。
PXPとソフトバンクは、データセンターをグリーンエネルギーで運用するために、次世代太陽電池を用いた様々なプロジェクトを計画している。
特に、今後の電力需要に対応するため、PXPの技術を活用して再生可能エネルギーの調達を進める方針である。これにより、環境に配慮した持続可能な社会の実現に向けた取り組みが強化されることが期待される。
今回の資金調達により、PXPは次世代太陽電池の実用化・量産化に向けて、クリーンエネルギーの普及に向けた取り組みを加速させていく。