尿がん検査「マイシグナル®」を提供するCraif株式会社、シリーズCラウンド1stクローズにて10億円の資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.12.23
Craif株式会社は、シリーズCラウンドの1stクローズにてリード投資家の本田圭佑氏が率いるX&KSKにより、10億円の資金調達を実施した。この資金調達により、同社の累計調達額は約62億円に達した。この資金は、日本国内での事業拡大や米国での研究開発強化に重点的に活用される予定である。
同社は、マイクロRNAを用いたがん超早期発見技術を開発し、尿中マイクロRNAをAIで解析することで、難治性がんのリスクを早期に発見することを可能にしている。2024年のノーベル生理学・医学賞の受賞テーマとなった「マイクロRNA」の実用化にいち早く着手し、様々ながん種への対応を進めている。
2022年2月のサービス開始以来、尿がん検査「マイシグナル®︎」は急速に拡大しており、800を超える医療機関や全国400店舗以上のドラッグストア・薬局、企業の福利厚生プログラムなどで提供されている。
今回の資金調達により、Craifは特にすい臓がんの早期検出技術を軸に、より多くのがん種への対応を目指す。これにより、グローバルな事業展開を加速し、採用活動にも積極的に取り組む方針である。