MycoproteinプロデューサーEnough、生産能力を倍増するための4,350万ドルを調達

MycoproteinプロデューサーEnough、生産能力を倍増するための€40Mを調達
スコットランドのMycoprotein製造会社であるEnoughは、新たな成長資金を4,000万ユーロ（現在のドルで4,350万ドル）調達し、その技術と急速な生産拡大能力によって差別化を図ると主張している。Enoughは、再生可能な飼料からの糖分で菌類を育て、ビールのように発酵させる独自の技術を持っている。

これにより、同社は、中性の風味と肉のような食感があり、タンパク質と食物繊維が豊富なAbunda持続可能なマイコプロテインを生み出す。このタンパク質は、植物性肉、魚、乳製品製品を作るために使用できる。

Enoughによれば、Abundaは「牛肉のタンパク質と比較して最大15倍効率的」であり、飼料が少なく、二酸化炭素排出量が少なく、生産コストが安いという利点がある。

Enoughは、最初の生産拠点の生産能力を倍増するために資金を投入しており、オンラインでのプロダクションを開始し、最初の年に約1トンのAbundaを生産する予定だ。Enoughは、2024年には年間6万トン以上にスケールアップする計画であり、2032年までに100万トン以上の累計生産を目指している。

今回の調達には、World FundとCPT Capitalが共同リードし、AXA IM Alts、HAL Investments、Onassis Group、Tailored Solutions、Scottish Enterpriseなどの既存の投資家も参加した。Enoughは、これまでに累計9500万ユーロ（約10億3000万ドル）以上を調達している。