アルケミストマテリアル株式会社が事業拡大のため1億3,000万円を調達
uniqorns編集チーム 2023.08.22
アルケミストマテリアル株式会社は、2020年に設立されたスタートアップ企業である。
同社は、廃棄物から水素ガスを生成する小型装置の製造を始めたことを発表した。「地球温暖化に影響するメタンガスの発生を抑える効果も見込める」としている。
同社は、2023年末までにインドネシアの工業団地に1号機を導入する予定である。工業団地の運営企業が低純度水素を生成し、発電に使用することを想定している。
同社は、ベンチャーキャピタルのコーラル・キャピタルなど2社を引受先とする第三者割当増資などで、1億3000万円を調達した。
既存の大規模設備では、廃棄物を回収・運搬するインフラが必要になるが、同社の小型装置は、廃棄物が出る工場などの近くに設置でき、回収・運搬インフラが未整備でも導入しやすい利点がある。
アルケミストマテリアルは、9月から実証用設備の製造を始める予定である。