【中国】フォルクスワーゲン、世界最大の中国市場1兆3000億円投資
uniqorns編集チーム 2023.08.23
フォルクスワーゲン(VW)グループは、外資の自動車メーカーのうち最も中国への投資を惜しまない企業である。
2023年8月23日、フォルクスワーゲングループは中国市場向けに4年間で1兆3000億円以上の投資を計画している。
中国市場は、フォルクスワーゲングループのグループ全体の33%を占める世界最大の市場である。同社は2020年からこれまでに、中国の新エネルギー車産業に650億元(約1兆3000億円)以上投資してきた。今後は、EV市場に重点を置き、投資額をさらに増やす予定である。
フォルクスワーゲングループは、中国の新興EVメーカー「小鵬汽車(Xpeng Motors)」にも7億ドル(約1000億円)を投資した。投資を通じて小鵬汽車の4.99%の株式を取得し、技術協定を結ぶことで合意した。両社は小鵬汽車の「G9」モデルのプラットフォームとソフトウェアを活用し、中国市場向けにフォルクスワーゲンブランドの2車種を共同で開発する。フォルクスワーゲングループは車両とサプライチェーンを提供し、小鵬汽車は自動車のプラットフォームとスマートコックピット、自動運転システムを提供する。フォルクスワーゲンのロゴをつけた小鵬汽車のG9は、2026年に発売される予定である。
フォルクスワーゲンは、技術の提携に注力することで、EV市場の開拓を進めている。EV市場では、新興メーカーの参入が相次ぎ、競争が激化している。技術の提携を通じて、フォルクスワーゲンは市場での存在感を高め、新しいビジネスチャンスを生み出すことができる。