コミュニティデータの統合分析を行うKEEN株式会社、株式会社フリークアウト・ホールディングスから2億円の資金調達
uniqorns編集チーム 2023.06.20
KEEN株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:小倉一葉)は21日、株式会社フリークアウト・ホールディングスを引受先として、2億円の資金調達を行ったと発表した。
KEEN株式会社は、企業と顧客をつなぐコミュニティの企画・運営を支援し、多様なSNSデータ、イベントデータ、購買データを手軽に統合分析することで、スター顧客を発掘・育成するツール「KEEN Manager」を提供している。昨年11月にβ版をリリースし、B2B企業、WEB3企業のユーザーコミュニティを中心にサービス提供を行っている。
今回の資金調達では、「KEEN Manager」の新機能開発とサービス提供体制の拡充、そしてチーム強化に力を入れる。
特にエンジニア、ビジネス人材の採用を重視している。 資金提供を行った株式会社フリークアウト・ホールディングスとのシナジー創出にも期待が寄せられる。
同社はマーケティング分野に留まらず、テクノロジーを活用して創造的な仕事に向き合う時間の創出を目指している。KEEN株式会社は同社との協力により、業界でのインパクトを増し、サービスの価値を高めることを目指している。
さらに、フリークアウト・ホールディングスが展開している10カ国以上の海外市場において、KEEN Managerの英語版リリースや事業展開の可能性も探求していく予定である。
コミュニティのデータ統合分析は、企業のマーケティング戦略において非常に重要な要素となってきている。特に、KEEN Managerが提供する「スター顧客」の発掘・育成という視点は、従来の購買データの分析だけでは得られない価値を提供しており、これがKEENの特長となっている。
今回の資金調達により、KEEN Managerの新機能開発や、サービス提供体制の確立・拡充を進め、更なる市場の拡大を図る。また、資金調達を機に、人材の採用を強化し、組織体制を整備する。これにより、B2B企業だけでなく、B2C企業や商品のファンコミュニティにもサービスを提供していく予定である。