株式会社エー・スター・クォンタム、資金調達シリーズBラウンドで約7.5億円調達

株式会社エー・スター・クォンタムは、伊藤忠テクノロジーベンチャーズをリード投資家とし、資金調達シリーズBラウンドとして約7億5000万円の資金調達を実施したことを発表した。

エー・スター・クォンタムは、2018年に創業し、量子計算に基づき、従来の科学では解決困難な社会的課題を最適化することにより、人類の進化に貢献することを理念としている。

今回の資金調達により、AQの事業の柱として、量子コンピューティング技術や古典コンピュータによる数理最適化の計算手法を駆使して、クラウドでサービスを提供するAQCloudの成長投資に資金を充当する。

現在AQCloudは、大手企業の方々にご利用をいただいており、今後は更なる多様な社会課題に対する対応、システムの増強、汎用性の進化を実施する。
また、強固な財務基盤の構築や採用強化にも充てるとしている。

エー・スター・クォンタム社は、従来の計算技術では解決困難であった物流や人員シフトなどの最適化問題等の社会課題に対し、量子コンピューティング技術と既存コンピュータの数理最適化・AI技術を「ハイブリッド」で駆使し高速計算処理する「量子AIクラウドサービス」を提供している。

エー・スター・クォンタム社は、量子コンピュータのソフトウェア開発領域において先行して社会実装に取り組んでおり、今回の資金調達によって、同領域における事業成長を加速させることが期待されている。