株式会社スタイルポート、シリーズDラウンドにて7億円の資金調達ー累計調達額は約20億円に
uniqorns編集チーム 2023.10.04
株式会社スタイルポートは、シリーズDラウンドとして約7億円の資金調達を行ったた。これにより、累計調達額は約20億円に到達した。この資金調達は、グロース市場への投資の低迷や株価下落の影響を受けて国内スタートアップの資金調達の市況が悪化している中で実施された。
スタイルポートは、事業シナジーを期待する事業会社やCVC、既存株主を中心とする6社から総額約7億円を調達した。
2017年に創業し、2019年にサービスの提供を開始して以来、スタイルポートは空間コミュニケーションプラットフォーム『ROOV』を開発・提供している。ROOVは、「空間の選択に伴う後悔をゼロにする」というミッションを掲げており、空間理解の障壁であった時間・場所・経験による制約からユーザーを解放し、コミュニケーションを拡張する。スタイルポートは、住宅領域に留まらず建築不動産業界全体への事業展開の期待を受けており、今回の資金調達により、『ROOV』の用途を他産業領域にも水平的に広げるとともに、顧客の業務フローにおける垂直方向への利用シーンの拡大を行なっていくためのプロダクト開発やカスタマーサクセス体制の拡充に投資していく予定である。
資金調達には、KURONEKO Innovation Fund(運営者:グローバル・ブレイン株式会社)、野村不動産株式会社、大和企業投資株式会社、株式会社ケップルキャピタル、ソニーグループ株式会社、株式会社ゼンリンフューチャーパートナーズが引受先となった。これにより、ヤマトホールディングス株式会社や野村不動産を株主に迎え入れ、デジタルツイン技術を活用した新たなユーザー体験や業務革新のソリューションの創出に取り組んでいく予定である。