株式会社FingerVisionがシリーズAにて4.1億円の資金調達

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株式会社FingerVisionがシリーズAにて4.1億円の資金調達

uniqorns編集チーム 2023.10.18

株式会社FingerVisionは、シリーズAラウンドにて4.1億円の第三者割当増資を実施した。この資金調達により、米・カーネギーメロン大学、東北大学発の「視触覚」技術の実用化を通じて、ロボットや機械の適用範囲を広げ、様々な社会課題を解決することに取り組んでいく。

株式会社FingerVisionは、会社設立2年でのシリーズAラウンドの資金調達を実現した。これまでの研究開発フェーズから社会実装フェーズへと移行し、大学発の「視触覚センサ」と「ロボットハンド」の2つの事業領域において、技術的な強みを持っている。

今回の第三者割当増資では、株式会社慶應イノベーション・イニシアティブ(KII)に加えて、東北大学ベンチャーパートナーズ株式会社、株式会社ケイエスピー、株式会社Monozukuri Venturesを新たな投資家として迎え入れた。これにより、さらなる成長と社会構造の変革を目指していく予定である。

株式会社FingerVisionは、食品加工業界を中心に、ロボットシステムの実装・普及に力を入れている。触覚センサ付きロボットシステムを導入・実稼働させることで、食品加工の生産ラインにおいて新しい付加価値を提供している。また、今後は自動車、産業素材、三品産業、農業、物流、外食などの幅広い業界への展開も視野に入れている。

株式会社FingerVisionは、引き続き最先端技術を生み出し、大衆化に向けた取り組みを進めて行く予定である。触覚センシングやロボットハンド、マニュピレーション、コンピュータビジョン、機械学習・強化学習領域におけるトップ・オブ・トップのメンバが集結し、世界トップのロボット技術者集団を目指している。