児童精神科専門の訪問看護ステーションを運営する株式会社カケミチプロジェクトが3,000万円の資金調達を実施

Image Credits: 株式会社カケミチプロジェクト

児童精神科専門の訪問看護ステーションを運営する株式会社カケミチプロジェクトが3,000万円の資金調達を実施

uniqorns編集チーム 2023.10.31

株式会社カケミチプロジェクトは、KIBOW社会投資ファンド3号と株式会社金子書房の3,000万円の共同出資を受け入れ、児童精神科専門の訪問看護ステーション「ナンナル」の運営を拡大している。不登校やいじめ、自殺の問題が増加している現代において、児童精神科医の不足が深刻な問題となっている。そのため、カケミチプロジェクトは2021年4月に「ナンナル」を設立し、専門的な看護師が子どもの自宅を訪れ、心のケアを提供するサービスを行っている。訪問の頻度や時間には十分な配慮があり、家族全体のサポートも行われる。

今回の資金調達により、カケミチプロジェクトは新たな看護ステーションの開設や本社機能の強化を計画している。また、グロービス経営大学院の森暁郎氏が社外取締役として経営に参加する予定であり、実績やノウハウを活かし、より広範囲な支援ネットワークの構築を目指す。

KIBOW社会投資の五十嵐剛志氏は、児童精神科医の不足に対して訪問看護のニーズが高まっていると指摘し、カケミチプロジェクトが日本初の児童精神科に特化した訪問看護ステーションを運営し、高い評判と信頼関係を築いていることを評価している。金子書房の金子賢佑氏も、子どもの心の健康に関心を持ち、訪問看護ステーションの設立が大きな意義があると述べている。

カケミチプロジェクトはビジョンとして「ヒトが夢見る力を失わずに現実を生きる世界を創造する」を掲げ、訪問看護ステーション「ナンナル」を通じて子どもたちとその家族の心のケアに真摯に取り組んでいる。今後も事業拡大に向けて取り組んでいく予定であり、これからの活動に期待が高まる。