精神科医×AIの食事コーチングサービス「N・Partner（ニューパートナー）」を展開するタウンドクター株式会社が1.5億円の資金調達

タウンドクター株式会社は、カルビー株式会社と東大創業者の会ファンドからの資金調達により、約1.5億円の資金を調達した。タウンドクターは、精神科医×AIの食事コーチングサービス「N・Partner（ニューパートナー）」を展開しており、生活習慣病の患者や予備軍に対して、食事指導を提供している。

従来の生活習慣病予防の食事指導では、食べることを我慢することが主流だったが、タウンドクターでは「不足しているものの追加」や「適切なものへの置き換え」を指導方針の基軸に置いている。管理栄養士を介して、ユーザーの食の好みや日常の食シーンに合わせた食品や外食メニューのリコメンドを行い、ユーザーの行動変容を促進している。

今回の資金調達により、タウンドクターは以下の取り組みを推進していく予定である。

1. サービス導入先の拡大：全国の企業健保・自治体・内科クリニックなど、医療機関との取り組みを通じて知見を得た上で、他のヘルスケア産業の事業者にも導入を進める。

2. 管理栄養士のパフォーマンス向上のためのN・Partnerシステムの拡充：AIなどの最先端テクノロジーを活用し、ヒトとシステムの最適な役割分担を追求する。

3. 食品流通ビジネスの構築：ユーザーが自身の健康状態や食の好みに合わせた最適な食品を手軽に購入できるような食品流通網を構築する。

タウンドクターの取り組みは健康増進に寄与し、生活習慣病を中心としたヘルスケア領域の社会課題解決に向けて大きく躍進していくことが期待されている。