産科医不足を遠隔医療でサポートするメロディ・インターナショナル株式会社が1.1億円の資金調達を実施

メロディ・インターナショナル株式会社（香川県高松市：代表取締役 尾形優子）は、京都大学イノベーションキャピタル株式会社、東海東京インベストメント株式会社、いよぎんキャピタル株式会社、株式会社QRインベストメントが運営する投資事業有限責任組合を引受先とする第三者割当増資により、総額1.1億円の資金調達を実施した。

メロディは、モバイル胎児モニターを核とした周産期遠隔医療プラットフォームを展開しており、胎児の健康状態を医師や妊婦がいつでも、どこにいても知ることができる遠隔医療の仕組みを提供している。この資金調達により、国内外での機器やシステムの導入を推進し、周産期医療の遠隔医療普及と医療格差の解消に努めていく予定である。

この調達には、イノベーション京都 2021投資事業有限責任組合（無限責任組合員 京都大学イノベーションキャピタル株式会社）、東海東京インキュベーション２号投資事業有限責任組合（無限責任組合員 東海東京インベストメント株式会社）、いよベンチャーファンド7号投資事業有限責任組合（無限責任組合員 いよぎんキャピタル株式会社）、QR2号ファンド投資事業有限責任組合（無限責任組合員 株式会社QRインベストメント）が参画した。

メロディ・インターナショナル株式会社は、「世界中のお母さんに安心・安全な出産を」をミッションとし、医療機器や遠隔医療サービスにかかわるプラットフォームの製造、開発および販売を行っている。離島や医療過疎地の多い瀬戸内海・香川県に位置するメロディは、医師不足や医療資源の偏在が課題となっている現状を解決するため、モバイル胎児モニター「分娩監視装置iCTG」を開発し、遠隔医療プラットフォーム「Melody i」により、胎児の健康状態を遠隔でモニターできる仕組みを提供している。

今回の資金調達により、国内では周産期の地域連携システムの導入を積極的に推進し、産科施設不足を地域で見守る仕組みの提供に取り組んでいく。また、国内外での営業体制の強化や販売会社との連携強化、プロモーションの充実にも力を入れていく予定だ。

海外では、海外販売の拡大や海外ディストリビューターとの契約件数増加を目指し、医療機器登録国の拡大やCEマーキング取得準備、モデル開発・量産とクラウドシステムの開発に取り組む。
メロディ・インターナショナル株式会社は、遠隔医療による周産期医療の普及と医療格差の解消に向けて、さらなる成長を目指していく。