Iglooが3,600万ドルを調達し、2024年に黒字化を目指す
uniqorns編集チーム 2023.12.04
シンガポールを拠点とする保険テック企業であるIglooは、フランスの投資会社EurazeoをリードとするプレシリーズCの資金調達ラウンドで3,600万ドルを調達したことを発表した。
新たな資金調達により、Iglooの評価額は50%増加したが、具体的な数字は明示されていない。このラウンドでは、La MaisonやOpenspace VenturesのOSV+なども参加し、Iglooの総調達額は1億ドルを超えた。
IglooのCEO兼共同創業者であるRaunak Mehtaは、同社がAxinanとして知られていた時からの従業員数の25%増加により、従業員の報酬費用が増加し、それが主な損失の原因であると説明した。
それにもかかわらず、昨年はIglooにとって「かなり画期的な年」だった。ビジネスはベトナムで急成長し、Ignite by Iglooという新しい製品を展開した。これは、セールス中間業者向けのAIパワードの生産性向上プラットフォームである。また、このプラットフォームはインドネシアでも利用できる。
Iglooはまた、ベトナムおよび東南アジアの他の市場の農家向けに、ブロックチェーンベースの気象指数保険製品を導入した。
Iglooは今後も拡大を続ける予定である。同社は買収の機会を探りながら、様々な分野で従業員を20%増やす計画である。また、来年までに黒字化を目指している。
Iglooはこれまでに75のグローバルパートナーシップを締結しており、その中にはシンガポールの大手ECサイトLazadaやフィリピンの決済会社GCash、インドネシアの電子ウォレットDanaなどが含まれている。
Iglooの成長を支えている主要な分野には、ガジェット保険、ローン保護保険、健康・事故保険などがある。