Vast Data、AIワークロード向けデータストレージプラットフォームの成長に1億1800万ドルを獲得
uniqorns編集チーム 2023.12.07
Vast Dataは、AIワークロード向けのデータストレージプラットフォームを拡大するために1億1800万ドルの資金調達を行った。このニューヨーク拠点のスタートアップは、ティアドストレージ(つまり、データを高コストと低コストのストレージハードウェア間で移動する設定)を排除するために設計されたスケールアウト型の非構造化データストレージソリューションを提供している。
Fidelity VenturesをリードとするシリーズEラウンドで、New Enterprise Associates、BOND Capital、Drive Capital、Nvidia、Dell、Goldman Sachs、Tiger Global、Commonfund、Norwest、83North、Greenfield、Next47が参加した。
このラウンドにより、Vastの事後評価額は91億ドルとなり、これまでの総調達額は3億8100万ドルになる。
Vastは、ユーザーのAIおよびGPUアクセラレートワークロードをパワーするために設計されたプラットフォームで、ストレージ、データベース、コンピュートエンジンサービスを統合している。顧客は、好みのプライベート、パブリック、またはハイブリッドクラウドで、ビデオや画像、テキスト、データストリーム、エッジデバイスデータなど、構造化および非構造化データを管理するためにVastを使用できる。
VastはDatabricksなどの競合他社が存在するが、HallakはVastには相当な先行優位性があると主張している。Vastの年間再発生収益は現在2億ドルに達し、HPEとの戦略的パートナーシップも最近締結された。Vastは、PixarやZoomなどのブランドを含む顧客基盤を持ち、顧客数は年々3.3倍増加している。
現在、世界中で700人以上の従業員を抱えるVastは、新たな資金調達をアジア太平洋地域、中東、ヨーロッパを中心に事業拡大に充てる予定である。