株式会社レストアビジョンがシリーズAラウンドで18.7億円の資金調達ー累計調達額は22億円に
uniqorns編集チーム 2023.12.15
株式会社レストアビジョンは、総額18.7億円でシリーズAラウンドの資金調達を完了した。2023年6月に公表したシリーズA資金調達のエクステンションラウンドとして、新規投資家4社を引受先とする第三者割当増資により、シリーズA総額で18.7億円の資金調達を実施した。なお、本エクステンションラウンドの資金調達により、当社の累計資金調達額は約22億円となる。
この資金は、主にリードパイプラインであるRV-001のグローバル開発を推進する費用へ充当されるとともに、研究開発費用や経営管理の体制強化、人員拡充のための費用にも充てられる予定である。
また、レストアビジョンは、国立研究開発法人 日本医療開発機構(AMED)が実施する「創薬ベンチャーエコシステム強化事業」に採択され、認定VCからの投資資金を合わせることで、数十億円規模の開発資金を確保することが可能となる。
本エクステンションラウンドにおける新規投資家一覧は以下の通りである。
• 大阪大学ベンチャーキャピタル
• JICベンチャー・グロース・インベストメンツ
• 科学技術振興機構
• 京都大学イノベーションキャピタル
レストアビジョンはRV-001による視覚再生の実現を目指しており、RV-001はAAVベクターに独自の光センサータンパク質である「キメラロドプシン」を治療遺伝子として搭載した遺伝子治療薬である。網膜疾患に起因する失明患者に対して視覚再生を実現するため、RV-001を硝子体内注射により投与し、キメラロドプシンを発現させることで治療を行う。
レストアビジョンは、RV-001の製剤開発や非臨床試験を推進し、早期に臨床試験を実施することで、世界初となる視覚再生遺伝子治療の実現を目指している。