Vicarius、AIを活用した脆弱性修復の拡大に向けて3,000万ドルを調達

Vicariusは、AIを活用した脆弱性対策の自動化プラットフォームvRxを提供することで、脆弱性管理市場を変革することを目指している。同社は、AI技術を活用して脆弱性の発見、優先順位付け、対策の自動化を実現する、エンドツーエンドのプラットフォームを提供している。

PepsiCo、Hewlett Packard Enterprise、Equinixなど、フォーチュン500に含まれる企業を含む400以上の顧客を持っている。

この度、ニューヨークを拠点とするAIパワードサイバーセキュリティスタートアップのVicariousは、シリーズBラウンドで3,000万ドルを調達したことを発表した。Bright Pixel Capitalをリードインベスターとし、AllegisCyber Capital、AlleyCorp、Straitも参加している。これにより、Vicariousの総資金調達額は5600万ドルとなった。

資金は、自動脆弱性管理機能のさらなる強化に活用される。Vicariousは、AIパワードのセキュリティ自動化ツールvuln_GPTも提供しており、このツールはソフトウェアの脆弱性の発見と対策を支援する。vuln_GPTは、Microsoft Windowsシステムだけでなく、LinuxやApple macOSの脆弱性にも対応している。さらに、vuln_GPTは対策スクリプトだけでなく、脆弱性検出スクリプトの生成もサポートしている。

Vicariousは、2024年にも新たなサービスを展開する予定である。その中には、AI駆動のコンプライアンスとベンチマークツール「x_comply」も含まれる。このツールは、さまざまなコンプライアンス文書とスクリプトを統合し、効率的にコンプライアンスの問題を特定し解決することを目指している。