株式会社パワーエックスが総額95億円の資金調達ー累計調達額は約232.6億円に
uniqorns編集チーム 2024.01.22
株式会社パワーエックス(本社:東京都港区、取締役兼代表執行役社長 CEO:伊藤 正裕)は、複数の本邦大手金融機関から融資による総額95億円の資金調達を実施した。
新規事業展開を目指し、自然エネルギーの普及並びに蓄電、送電技術の進化に取り組むパワーエックスは、本ファイナンスにより、累計調達額は約232.6億円となった。
2024年半ばから予定している自社工場『Power Base』(岡山県玉野市)での蓄電池の水冷モジュールの量産に向け、準備を加速させる。具体的には、原材料の仕入れや設備投資、そして長期的な事業成長に向けた研究開発費に充てられる。
本ファイナンスは、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社がアレンジし、株式会社三菱UFJ銀行、JA三井リース株式会社、株式会社中国銀行、三菱HCキャピタル株式会社、株式会社伊予銀行、株式会社商工組合中央金庫、及び東銀リース株式会社にクレジット投資家として参画いただいている。
パワーエックスは昨年末より蓄電池製品の出荷・納入を開始した。蓄電池型超急速充電器『Hypercharger』は、これまでに25機(49口)以上を自社工場から出荷し、自動車販売店や法人営業所、および同社が運営する公共用充電拠点「PowerX Charge Station」に設置した。
また、定置用蓄電池『Mega Power』については、23年12月末に初となる顧客納入を完了し、更なる設置拡大を予定している。さらに、岡山県玉野市に位置する「Power Base」の製造棟では、水冷蓄電池モジュールの自動生産ラインの搬入を完了し、2024年半ばから予定されている量産に向けた準備が進められている。これにより、優れた蓄電池製品を日本国内において製造する体制がさらに強化される予定である。