出張管理プラットフォームTravelPerkが1億400万ドルを調達

Image Credits:TravelPerk

出張管理プラットフォームTravelPerkが1億400万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2024.01.23

中小企業を対象としたビジネストラベルマネジメントプラットフォームであるTravelPerkが、ソフトバンクのVision Fund 2をリードとする新たな資金調達で1億400万ドルを調達した。

TravelPerkは2015年に設立され、企業が国内外の旅行を予約、管理、報告するためのオールインワンプラットフォームを提供している。また、Spendeskなどの経費管理システムやHiBobなどの人事ソフトウェアとの連携も可能である。

この最新の資金調達により、TravelPerkの評価額は14億ドルに達した。この評価額は、同社が2年前にシリーズDラウンドを開始した時に公表された13億ドルの評価額より僅かに高いものである。なお、この評価額は投資後の評価額であり、横ばいとなっている。しかし、TravelPerkの共同創業者兼CEOであるAvi Meir氏は、現在のスタートアップの資金調達と評価額の下落を考えると、横ばいの評価額はそう悪いことではないと述べている。

TravelPerkはこれまでに約4億2,700万ドルを調達しており、最新の資金調達は2021年に始まったシリーズDラウンドの4回目の出資となる。このラウンドでは、KinnevikやFelix Capitalなどの既存の投資家も参加している。

なお、TravelPerkは、今回の資金調達がシリーズDラウンドの拡張であることを明らかにしており、2022年に行われた調達と同じ条件で行われたと述べている。

TravelPerkは、世界的なパンデミックへの対応についても評価されている。同社は大規模なレイオフを回避し、新しい製品の展開を続けたことから、広範な企業文化とMeir氏を中心としたビルドアップの方法がうかがえる。