東北大学発スタートアップAZUL Energy株式会社がシリーズAで1.4億円の資金調達ー累計調達額は6.4億円に
uniqorns編集チーム 2024.01.31
東北大学発スタートアップであるAZUL Energy株式会社(アジュールエナジー)は、レアメタルを使用しない次世代エネルギーデバイス向けの高性能触媒製品を開発している。この度、シリーズAセカンドクローズとして新たに1億4,000万円の資金調達を実施した。この資金調達により、三菱UFJキャピタル株式会社とガバナンス・パートナーズ株式会社の2社を新たな引受先として第三者割当増資を行った。
これにより、前回のシリーズAファーストクローズと合わせて、合計4億7,500万円の資金調達を達成した。これまでのシードラウンドを含めた累計調達額は6億4,000万円となる。
AZUL Energyは、従来のエネルギーシステムで使用されている白金などのレアメタルに代わる新しい触媒技術を開発し、資源制約のない独自の触媒を社会に実装することで、脱炭素社会と循環型社会の実現を目指している。
今回のセカンドクローズを含むシリーズAの資金調達により、独自の触媒を組み込んだ電極シートの量産化や金属空気電池、燃料電池、水電解装置などへの用途展開と海外事業開発を進めていく予定である。