VectorShift、シードラウンドにて300万ドルの資金調達を実施
uniqorns編集チーム 2024.02.21
VectorShiftは、大規模な言語モデル(LLM)アプリケーションの開発をモジュール化することで、簡単にコードのアプローチで作業を行うスタートアップである。
このたび、1984 Ventures、Defy.vc、Formus Capital、Y Combinatorから300万ドルのシード資金を調達した。
このニューヨーク拠点のスタートアップは、ハーバード出身のアレックス・レオナルディとアルバート・マオによって設立された。
VectorShiftは、企業にエンドツーエンドのAIプラットフォームを提供しており、ユーザーはコンポーネントをドラッグアンドドロップして、本番向けのLLMワークフローや検索エンジン、アシスタント、自動化を簡単に構築、展開、維持することができる。
VectorShiftが提供するノーコードアプローチは、さまざまなアプリケーションに役立つ。例えば、Notionなどのドキュメントアプリから自然言語クエリを使用して情報を取得するAIベースの検索を内部製品に組み込むことができる。
また、特定のクエリに応じてGPT-4によって生成されたパーソナライズされたメールを送信するなど、アプリケーション間でトリガーベースのアクションを自動化するのにも役立つ。
次のステップとして、同社はシードラウンドの資金を使って、VectorShiftを本番用のLLMワークフローやエージェント、自動化を構築、展開するためのオールインワンプラットフォームに育てる予定である。現代のビジネスの推進力となっているLLMベースのアプリケーションの需要の増加に乗ることを目指している。