QlooがシリーズCにて2,500万ドル調達、お気に入りの映画やテレビ番組などを予測
uniqorns編集チーム 2024.02.21
ニューヨークを拠点とするスタートアップ、Qlooは、AIを利用して微妙な好みや文化のパターンを理解することを使命としている。
2012年にAlex EliasとJay Algerによって設立されたQlooは、エンターテイメント、ファッション、旅行、スポーツ、食品など、さまざまなセグメントにわたる消費者の行動とトレンドを明らかにしようとしている。
現在、Qlooは、映画、旅行、ナイトライフ、文学など、多くの文化やエンターテイメントのドメインで企業にAIによる相関データを提供している。プラットフォームは、ユーザーの特定のカテゴリやジャンルへの好みを活用して、別のカテゴリにおける提案を行うことができる。たとえば、テレビのお気に入りをゲームの購買行動に適用することができる。
AI VenturesをリードとするシリーズCラウンドで2,500万ドルを調達したQlooは、拡大を目指している。
マーケターや中小企業の顧客を対象にしたセルフサービスのリサーチツールの開発のほか、このスタートアップは「マルチパーソンの推奨AI」を導入する。
これにより、Qlooのデータベース内の任意の2人のプロファイルを、彼らの好みに基づいてマッチングすることができ、デートアプリで使用されることを想定している。
新たな資金を調達したことで、Qlooは今年末までに50人のチームを100人以上に拡大し、「機会主義的なM&A」を追求する予定である。
2019年には、Qlooはエンターテイメントの推奨エンジンであるTasteDiveを買収した。