ClumioがシリーズDにて7,500万ドルを調達、クラウドデータのバックアップとリカバリーを自動化
uniqorns編集チーム 2024.02.21
Clumioは、パブリッククラウドを利用する企業向けのデータバックアップとリカバリーサービスを提供しており、シリーズDの資金調達で7500万ドルを調達した。
ClumioのシリーズDラウンドは、Sutter Hill Venturesをリードとし、Index Ventures、Altimeter Capital、NewView Capitalも参加している。
この調達は、サンタクララに拠点を置く同社が昨年、Atlassianをはじめとする新規顧客の獲得により、年間再発行収益(ARR)が4倍に増加したことを受けている。Atlassianは、Jiraプロジェクト管理ソフトウェアのクラウドベースのバージョンにClumioを使用している。
Clumioは2017年に設立され、主にAmazonのクラウドインフラストラクチャ上のワークロードを保護している。
2020年にはMicrosoft 365のサポートも導入した。AWSなどのクラウドプロバイダは、レプリケーション(オブジェクトをバケット間でコピーする)、バージョン管理(オブジェクトの複数のバージョンを同じバケットに保持する)、オブジェクトロック(オブジェクトを「一度だけ書き込んで複数回読み取る」として保存する)など、ネイティブのデータバックアップを提供しているが、これは通常、誤ってデータを削除したり上書きしたりすることを解決するためのものである。Clumioは、本番データとバックアップデータを別々のセキュアなドメインに保持することが重要であり、これを実現している。
Clumioは、AWSに焦点を当てていたが、クラウドプロバイダに依存せず、どのクラウドでもバックアップソリューションを提供することを目指している。そのため、今年中に他の主要なクラウドプロバイダへの展開を計画している。
Clumioは、ARRが2022年から2023年に400%増加し、ARRで二桁の数百万ドルに達したと述べている。この資金調達により、Clumioは業界カバレッジとクラウドサポートの拡大を図る。