建築許可プロセスの効率化に焦点を当てたスタートアップPermitFlow、シリーズAラウンドにて3100万ドルの資金調達
uniqorns編集チーム 2024.02.22
スタートアップ界では建築許可プロセスの効率化に焦点を当てたスタートアップが続々と登場している。その中でも、ユーザビリティの向上を目指した「end-to-end」ワークフローおよび自動化ソフトウェアを開発したY Combinatorの卒業生であるPermitFlowがベンチャーファンディングを受けた。
今回、同社はKleiner PerkinsをリードとするシリーズAラウンドで3100万ドルの資金調達を発表した。このファイナンスラウンドは、初めてのシードラウンドである550万ドルの調達からちょうど1年後に行われた。
Initialized Capitalも最新ラウンドに参加し、Y Combinator、Felicis Ventures、Altos Ventures、およびいくつかのエンジェル投資家も出資した。
PermitFlowは2021年秋に設立され、2022年初頭にY Combinatorに参加した。
ミルピタス(カリフォルニア州)を拠点とするPermitFlowは、建設許可プロセスの煩雑さを軽減するために主にゼネラルコントラクターと協力している。
Red Tail、Urban Moment、Wright Constructionなど、定期購読制を採用してPermitFlowを使用する顧客は数十社にのぼる。同社の主要な市場はカリフォルニア、フロリダ、テキサスであり、全国展開を計画している。
PermitFlowはこれまでに5000戸以上の住宅の許可を支援し、住宅開発をより手ごろな価格にするというミッションに引き続き優先度を置いている。これらの取り組みにより、同社は2023年のアイボリープライズ公共政策部門の共同受賞者に選ばれた。
同社は、製品内にLLM(言語学習モデル)を埋め込むことで、特定のプロジェクトに応じて必要な許可を理解し、最適な準備と提出方法をユーザーに助言し、プロセスを追跡することを目指している。
また、地理的に特定のソフトウェアアーキテクチャを拡大する計画も立てている。