化学業界専門SaaSのSotas、Archetype Venturesとデライト・ベンチャーズから1.1億円を調達

川崎に本拠を置くSotas株式会社（以下、Sotas）は11日、シードラウンドで約1.1億円を調達したと明らかにした。このラウンドはArchetype Venturesと株式会社デライト・ベンチャーズがリードし、株式会社サムライインキュベートの運営ファンド、日本材料技研株式会社、エンジェル投資家が参加した。これにより累積調達額は約1.1億円となり、資源循環社会の実現に向けた化学産業サプライチェーン全体の変革を加速する。

Sotasは、"地球に長生きしてもらう"をPurposeに掲げ、循環型社会の実現に向けて、「Sotas工程管理」・「Sotasデータベース」を開発・提供する。2022年11月にリリースした「Sotas工程管理」は、導入拡大を進めつつ、機能のブラッシュアップを行ってきた。「Sotasデータベース」は、リリースから6ヶ月で掲載企業が1,000社を超える成長を見せている。

Sotasは今回調達した資金をもとに、「Sotas工程管理」の導入拡大や、「Sotasデータベース」の機能のアップデートを進める。また新規拠点設置、新規プロダクトの開発、必要人材の採用強化も計画している。

「Sotasデータベース」は商社・メーカーとプラスチック成形加工企業とのマッチングを促進し、業界の情報共有を図る。このデータベースを用いて検索することで、商社・メーカーはサプライヤー選定をより効率的に行うことができる。Sotasは今後、お客様からの要望に基づき「Sotasデータベース」の機能をさらにブラッシュアップし、化学産業の技術や製品、素材の流動性を向上させる仕組み作りを加速する予定である。

採用も強化する予定で、エンジニア（バックエンドエンジニア・フロントエンドエンジニア・インフラエンジニア等）を中心に、様々な職種で募集を行っている。詳細は公式ページに掲載されており、代表の吉元裕樹とのカジュアル面談も実施している。

URL：　https://sotas.co.jp/