ナイジェリアのスタートアップ企業Bfree、295万ドルの支援を受ける
uniqorns編集チーム 2024.02.29
Bfree(ビーフリー)は、ナイジェリアに拠点を置くテックエンエイブルドな債権回収スタートアップであり、創業者たちは過激な回収手法の使用とその影響を目の当たりにしたことから、倫理的な負債回収プロセスを自動化し導入することを目指して設立された。
2020年のローンチ以降、同スタートアップは自己サービスプラットフォームを含むスケーラブルな負債回収手法をいくつか導入した。これにより、借り手が新しい支払いプランを設定できるようになり、チャットボットやコールボットなどの対話型AIツールも提供している。これらのツールは、借り手に対する人道的なアフターサービスを提供し、行動データや金融データに基づいたアクションを実現する。
これまでのところ、同社の顧客ベースはガーナ、ケニア、ナイジェリアの主要銀行を含むように成長しており、同社はこれらの市場でスケーリングを続ける予定である。このために、Capria Venturesをリードとするラウンドで新たに獲得した295万ドルの資金をバックにしている。このラウンドには、Angaza Capital、GreenHouse Capital、Launch Africa、Modus Africa、Axian CVC、およびいくつかのエンジェル投資家も参加し、昨年の非公開の110万ドルのブリッジラウンドを含め、総資金調達額は650万ドルになった。
Bfreeによれば、顧客との対話の92%が完全自動化されているが、電話での問い合わせやフォローアップに対応するため、少人数のチームで運営するコールセンターも維持している。また、企業向けに内部回収チームを持つ企業やアウトソースを避けたい企業をターゲットにした貸し倒れ回収管理SaaS「Workflow」も提供している。
このスタートアップは、アフリカ全土でテックエンエイブルドなクレジット回収会社として唯一の存在と言える。アフリカでは、回収業者が解決に向けてコールセンターなどの従来の選択肢に依存し続けている。
同スタートアップの現在のローンポートフォリオは4億ドル以上であり、そのうち12.5%を回収している。