Wagely、インドネシアとバングラデシュで稼得賃金へのアクセスを拡大するために2,300万ドルを調達
uniqorns編集チーム 2024.03.04
インドネシアに拠点を置くWagelyは、ローンチから4年間で100万回の給与支払いを達成した後、新たに2,300万ドルの資金調達を確保したことを発表した。Wagelyによれば、これは同国で最大のearned-wage access(EWA)企業による投資である。
このラウンドでは、グローバルサウスに特化したVCファームであるCapria Venturesがエクイティポートフォリオの主導をしている。また、Wagelyのサービス拡大を支援することが期待される注目すべきプライベートデットファンドもラウンドに参加した。
2020年のローンチ以来、Wagelyは、従業員が希望すれば、1日の仕事の後すぐに給与を受け取ることができるように、2つの市場で従業員を支援してきた。
2023年だけでも、Wagelyは大きな活動を見せており、100万回以上の取引を通じて2,500万ドル以上の給与を支払い、50万人以上の労働者に届けている。
Capria VenturesのマネージングパートナーであるDave Richards氏は、Wagelyが文書処理や労働者とのローカル言語コミュニケーションなどの用途にgenerative AIを活用する可能性があると示唆した。同VCファームは主に応用genAI投資に焦点を当てており、1億8800万ドルの資産を管理している。
genAIの統合により、WagelyはEWA競合他社であるGajiGesaやGajikuに対抗する強力な武器を手にすることができる。GajiGesaは200社以上、Gajikuは100社以上のクライアント企業を抱えている。
この資金調達は、Wagelyの共同創設者であるTobias Fischer氏が4年以上にわたってトップの役職を務めていたCEOに、創業者のKevin Hausburg氏が就任した約1週間後に行われた。