Metaplane、AIを用いてデータの異常を検出するために1,380万ドルを調達

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Metaplane、AIを用いてデータの異常を検出するために1,380万ドルを調達

uniqorns編集チーム 2024.03.05

ボストンのスタートアップMetaplaneは、企業のデータ品質の問題を解決するためにAIを活用したデータ可観測性プラットフォームを提供している。

MetaplaneはシリーズAラウンドで1,380万ドルを調達し、この資金を使用してAIパワードのデータ可観測性プラットフォームの開発を進める予定である。
ベンチャーキャピタルのFelicisが投資を主導し、Khosla Ventures、Flybridge、Y Combinator、Stage 2 Capital、B37、SNRが参加した。

Metaplaneは、MITでのプロジェクトを起源として、データエンジニアのPeter Casinelliと元Appcues開発者のGuru Mahendranが共同設立した会社である。同社はMonte Carlo、Observe、Acceldataなどの競合他社に挑戦しており、昨年の顧客数は3倍に増加し、Bose、Sigma、Klaviyo、ClickUpなどの有名なブランドと協力している。

Metaplaneは、データエコシステムのさまざまなレイヤーでデータインシデントに対して積極的に監視することができると主張している。
一度プラットフォームがデータスタックと統合されると、ユーザーは頻繁に使用された/更新されたテーブルにモニターを設定し、新鮮さ、行数、一意性、ヌル性などの異なるデータ品質メトリクスに対して監視することができる。モデルはデータプロファイルに基づいて機械学習(ML)によってトレーニングされ、データの異常(スキーマの変更を含む)を1〜2日以内に検出する。

Metaplaneは、データの新鮮さやデータのボリュームなどのメトリクスだけでなく、非常にドメイン固有のデータ問題も検出することができる。また、データソースからデータの宛先までの列レベルの系譜を完全に把握し、問題の下流への影響や上流の原因についての文脈を提供することができる。

Metaplaneは、すべての企業がデータを信頼できるようにすることを目指しており、チームがデータのエラーや問題を見つけて修正できるようにする。同社は、各顧客の固有の要件を学習し、その顧客に最適なモニタリングおよびアラートアーキテクチャを推奨するビジョンを持っている。また、より深いメトリクスや広範なメトリクスの監視を追加し、データスタックのすべてを監視することで、顧客が常に必要なコンテキストを持つようにする予定である。