Generative AI動画スタートアップのTavus、シリーズAにて1,800万ドルを調達
uniqorns編集チーム 2024.03.12
Generative AIビデオスタートアップのTavusが新たに1,800万ドルの資金調達を行い、顔と声のクローン技術をどのアプリにでも提供することを目指している。
Box、HubSpot、DocuSignなどを支援してきたアーリーステージのVCであるScale Venture Partnersが主導するシリーズAラウンドで1,800万ドルを調達した。他の注目すべき投資家には、昨年Tavusの610万ドルのシードラウンドをリードしたSequoiaが含まれ、Y Combinator(YC)とHubSpotと共に参加した。
Tavusは、企業が個人のデジタルレプリカを作成するのを支援するGenerative AIのスタートアップである。営業やマーケティングチームは、Tavusを利用してターゲット顧客に対してパーソナライズされたビデオを大量に送ることができる。また、製品チームは新規顧客のオンボーディングのために個別のウォークスルービデオを作成することができる。これは、以前に作成されたデジタルレプリカを活用したシンプルなテキストベースのプロンプトを使用する。さらに、TavusをSalesforceやMailchimpなどのサードパーティシステムと統合することで、これらの作業の多くを自動化することができる。たとえば、製品に関する詳細情報をオンラインフォームでリクエストした顧客には、即座に名前でアドレスされたビデオをメールで送信することができる。
Tavusは、SalesforceやFacebookの親会社であるMetaなどの大手顧客を獲得しており、創業者のHassaan Raza(CEO)とQuinn Favret(COO)は、個別のデモビデオを通じてB2B顧客にアップセルを行うためにこのプラットフォームを利用している。
Tavusは、これまでSaaSアプリを通じて提供されてきた。顧客は自分自身のAIビデオテンプレートを作成するためにこのアプリを使用する。
Tavusは、この中核となるSaaS製品を廃止することはなく、今日、新たに技術のターボチャージ版を公開し、開発者向けのAPIスイートの最初のインストールメントを提供している。これにより、サードパーティが独自のアプリケーションにTavusを統合することができる。
Tavusは、Phoenixモデルの全機能に依存した最初のレプリカAPIを提供しており、頬、鼻、眉、唇など、個人の顔の動きを捉えている。
さらに、Tavusは、リップシンク用のAPI、ダビング用のAPI、大規模なパーソナライズビデオキャンペーンを実行するためのAPIなど、さまざまな追加APIを開発している。
この新たな資金はTavusの成長に貢献するために使用される。