Empathy、シリーズBにて4,700万ドルを調達
uniqorns編集チーム 2024.03.12
Empathyは喪失に対する理解と対応を支援するプラットフォームを構築しており、現在約4,000万人がそのプラットフォームを使用している。
このスタートアップは、新たにバッカーであるIndex Venturesをリードに、数社の主要保険会社も戦略的な投資家として参加して4,700万ドルの資金調達を行った。Indexと保険会社に加え、今回のラウンドにはGeneral Catalyst、Entrée Capital、Latitude(既存投資家LocalGlobeの姉妹ファンド)、Brewer Laneなどの既存のバッカーも参加している。
この資金調達ラウンドであるシリーズBは、主に雇用主や保険会社を通じてサービスを提供するB2B2Cのアプローチを採用しており、ビジネスの99%を占めている。
Empathyのプラットフォームは、AIと人間のガイドの組み合わせを活用して、喪失プロセスのさまざまな側面をサポートしている。カウンセリングサービスやAIを活用した支援、クラウドサービスの解約など、亡くなった人が使用していた複数のクラウドサービスの終了手続きやより複雑な金融手続きの支援を行っている。
今回の資金調達により、Empathyの総調達額は9,000万ドルに達した。Empathyの評価額は非公開だが、同社に近い情報筋によれば、現在の評価額は約4億ドルに近づいているとのことである。
このスタートアップはイスラエルで設立され、引き続きそこで研究開発を行っているが、これまでのビジネスの焦点は主に米国市場で、保険会社や雇用主を通じてサービスを提供している。現在、500万人以上の従業員と3,500万人以上の保険契約者がEmpathyのツールを利用している。
Empathyは、最後の数年間でより洗練されたAIツールの台頭により、進化してきた。AIが「共感」の役割を果たすためのさまざまな取り組みがなされてきたが、Empathyは、Gura CEOによれば、そのサービスの人間側には人間のチームを配置し、技術的な側面では単に繁忙で組織的な作業をより簡単かつ迅速かつコスト効果的に担当することに焦点を当てている。
今回の資金調達は、ツールの開発を継続し、「死別ケアを再定義する」という大きな使命に集中するために使われる。