シンガポールのフィンテック企業DCS Card Centre、約7,500万ドルを調達
uniqorns編集チーム 2024.03.12
シンガポールのフィンテックシーンで最も古くから参入しているDCS Card Centreは、1億シンガポールドル(約7,500万米ドル)の資産担保ノートを確保したことを発表した。
これにより、2023年12月に行われた2億2,500万ドルの調達に続き、ラウンド全体の調達額は約3億ドルに達した。
DCSは、小売および法人顧客がクレジット施設を利用する際の売掛金に新たな資金を投入すると述べている。
DCSは、かつてダイナーズクラブシンガポールとしてキャッシュレス決済を導入した。シンガポールでクレジットカードとチャージカードのライセンスを持つ非銀行系金融機関は2社しかない。
数十年にわたりカードの発行に専念してきたDCSは、現在では他のプレイヤーとの提携を通じて事業の多様化を図っている。昨年、同社はMasterCardとUnionPayと提携し、共同ブランドのキャッシュバックカードを提供した。Visaとも近々同様の商品を発売する予定である。